Kodak PIXPRO FZ43 [デジカメレビュー]
・光学4倍ズーム
・27-108mm(35mm換算)
・1/2.3型CCDセンサー1600万画素
・2.7型液晶モニター
・単三電池駆動
・2015年発売
2012年にデジカメ産業から撤退したKodak。
それまではEASYSHAREシリーズ等のデジカメを製造、販売していましたが、現在はJKイメージングがグローバルライセンシング契約を通して販売しています。
日本での代理店はマスプロ電工。
調べてみた結果、この機種はGEのC1640Wという製品のOEMのようです。
ちなみに前機種にあたる「PIXPRO FZ42」からの変更点が、どうやらグリップ部分に樹脂性の滑り止めがついただけという超微進化。
デザインに拘らないのであれば、FZ42の方がコストパフォーマンスが高いと思います。
しかし自分はこのデザイン、凝縮感があって結構気に入っています。
欠点として致命的なのはSDカードをフォーマットするとファイルナンバーがリセットされてしまう点と、電源を切るたびに詳細設定の一部(画像の圧縮率など)がリセットされてしまう点。
他のデジカメではほとんど有り得ない仕様なのでかなり戸惑います。
(オリンパスの「ファイルナンバーが日付しか選べない」っていうのもかなり嫌でしたが・・・。)
色彩vivid
光量のあるところなら、普通に撮影できます。色彩ノーマルなら自然な発色。
周辺に行くにしたがって解像度が低くなっては行きますが、許容範囲かと思います。
ただ、正直あまり「いい画質」とは言えないかもしれません。
昨今の安価コンデジの通例に洩れず、1600万画素のセンサーにレンズ性能が追い付いていない感じがします。
粒子がダマのようにくっついてしまっている印象で、密集した葉の描写などをみるとなんだかベタベタしてしまっています。
使い方によっては色彩vividでおもしろい作品が撮れるかもしれませんが、露出を調整しても往年のコダックブルーは再現できませんでした。(GEなんだから当然といえば当然)
あまり過度な期待はしない方がよさそうです。
ちなみにこのクラスのCCDセンサー搭載機なので、高感度撮影などはほぼ絶望的です。
コンパクトなサイズと単三電池駆動で使い勝手はいいので、晴れた日のお散歩のおともなどにはいいかもしれません。
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